巻末には、フランス・ルネサンスを代表する大医学者で生理学の父ジャン・フェルネル(1497?‐1558)の『医学の自然的部分』(1542)のオランダ語訳(Jean Fernel, Beschrijvinghe der deelen des menschelijcken lichaems ...overgheset door D. Sebastiaen Egbertsz)が付属しています。
書名:De chirurgie ende alle de Opera ofte Wercken van Mr. Ambrosius Pare,... 著者:AMBROISE PARE 出版社:Amsterdam, H. Laurensz 出版年:1636 言語:オランダ語 ページ数:[14], 940, [12], 42. [2]p. サイズ:36x23cm ◆コメント◆ !オークションに複数出品中です。 マイ・ オークション を御覧ください。 また、ほぼ毎週、珍しい洋古書(挿絵本、日本関連書、医学書、建築書、旅行記、科学書、署名本等)、インテリアにも使える美しい本を海外の相場より割安で出品しております。この分野にご関心がおありでしたら、是非「新着出品のお知らせ登録」にご登録くださいますよう、お願い申し上げます。
◆商品名◆
蘭学外科関連稀覯書
『アンブロワーズ・パレ全集』蘭語版
1636年刊/「アンブル外科書解体篇」
◆商品説明◆
『アンブロワーズ・パレ全集』蘭語版
アムステルダム;H. Laurensz、1636年刊
銃創の治療法・血管結紮法・義肢などを編み出し、「近代外科学の父」と讃えられるフランス・ルネサンスの医師アンブロワーズ・パレ(1510か1517-90)全集です。
全集初版は晩年の1575年に出版、1585年には、旧弊な医学界からの非難に答えた「弁明と旅行記」を付け加えた改訂第4版が上梓。1582年にはラテン語版、1601年にはドイツ語版、1634年には英語版、1592年にはオランダ語版が出版されています。
1649年のオランダ語版が日本に舶載され、楢林鎮山が抜粋し『紅夷外科宗伝』としてまとめ、華岡青洲の脱臼整復法に取り入れられ、『解体新書』では「アンブル外科書解体篇」として言及されるなど、ヨーロッパのみならず日本の外科医療にも多大な影響を与えた著作です。(cf. 森岡恭彦編『近代外科の父・パレ』)
こちらはオランダ語版1636年刊第5版(1592, 1604, 1615, 1627, 1636)です。 医学関連の主著「外科十巻」「火縄銃その他の火器による創傷の治療法」「ペストについて」、自伝「弁明と旅行記」に加えて、フランス・ルネサンスの一大奇書「怪物と奇瑞」や「動物論」など、ルネサンス怪物誌・動物誌を代表する作品も収録されています。解剖学・外科器具と治療法・奇形学・異国の動物などユニークな木版画図像が盛りだくさんです。
巻末には、フランス・ルネサンスを代表する大医学者で生理学の父ジャン・フェルネル(1497?‐1558)の『医学の自然的部分』(1542)のオランダ語訳(Jean Fernel, Beschrijvinghe der deelen des menschelijcken lichaems ...overgheset door D. Sebastiaen Egbertsz)が付属しています。
ノンブルの誤植がありますが、奇跡の完本です。ただし、外装の
装丁は背革装ですが、表の平が完全に分離しています。背の上下端に革の欠損、花布欠。平の化粧紙と革の欠損、角と縁のいたみ。遊び紙2葉が分離しています。標題紙の縁に欠損、虫損。巻頭を中心にページの縁に補修。本文は水シミが散見されます。巻末のページの縁に欠損。
パレ
1510か17ころ‐90
〈近代外科学の父〉と称されるフランスの外科医。ラバル近郊で指物師の子として生まれ,床屋外科を志し,1532年か33年ころパリに上京,オテル・ディユ病院で働きながら医学を学んだ。2度の戦役従軍のあと,45年に《火縄銃その他の火器による創傷の治療法》という論文を発表した。52年アンリ2世の王宮付外科医,62年シャルル9世付外科主典に登用され,床屋外科出身で初めて外科師匠matre de chirurgie の資格をとった。旧来の学説にとらわれることなく,銃創の軟膏療法,四肢切断術の改良などの新しい治療法を,ラテン語ではなくフランス語で発表したことは注目される。彼は博愛心に富み,経験を重んじ,謙虚で,〈われは処置し,神はいやしたもう〉の名言をのこした。解剖学,伝染病論,産科学などにも及ぶその業績の集大成《パレ全集》は75年の初版以来10版を重ね,一部が蘭学時代に楢林鎮山(ならばやしちんざん)によって抜粋され,《紅夷外科宗伝》としてまとめられた。(平凡社世界大百科事典より引用)
本のサイズは写真では把握しずらいので、一緒に写している蛍光ペンとの比較においてご判断くださいませ。
当方が出品しております革装本はすべて、内外の図書館で採用されている処方(Brecknel Turner Saddle Soap、Klucel G、Talas Leather Dressing、SC6000等)でメンテナンスされておりますので、特別なお手入れなしでもしばらくご入手時の
書名:De chirurgie ende alle de Opera ofte Wercken van Mr. Ambrosius Pare,...
著者:AMBROISE PARE
出版社:Amsterdam, H. Laurensz
出版年:1636
言語:オランダ語
ページ数:[14], 940, [12], 42. [2]p.
サイズ:36x23cm
◆コメント◆
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また、ほぼ毎週、珍しい洋古書(挿絵本、日本関連書、医学書、建築書、旅行記、科学書、署名本等)、インテリアにも使える美しい本を海外の相場より割安で出品しております。この分野にご関心がおありでしたら、是非「新着出品のお知らせ登録」にご登録くださいますよう、お願い申し上げます。
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